難民映画祭 「立ち上がれウガンダの子供たち」
「立ち上がれウガンダの子供たち」

非常に重いテーマの作品でした。内戦が20年以上も続くウガンダでは、多くの子供たちが誘拐され、強姦され、ある者は殺害され、ある者は少年兵として仕立て上げられ、命や尊厳を失っています。

帰る場所を無くさせるため、誘拐された後自分の村に戻り、自分自身の家族の殺害を強要された子供。耳や唇をカミソリでそぎ落とされた子供。強姦され10代前半で出産し、育児をしている子供。無惨に打ち捨てられた死骸たち。

スクリーンのこちら側に居る私達には想像もできないような経験を語る子供たちは、怒るでもなく泣きわめくでもなく、不思議な静けさに包まれていました。この静けさが意味するのは何なのか。

救いがあるとすれば、伝統儀式や音楽、踊りを通しての、救い/贖罪の儀式の存在か。一回の歌や儀式で変わるものは少ないかもしれない。加害者もまた被害者である、この状況の中、人々が「許し合おう」とする努力を続けて行く姿勢に、かすかな希望が見えたように思う。



原題: Uganda Rising
監督: ピート・マッコマック、ジェス・ジェームス・ミラー
カナダ(2006)
82 分
音声: 英語

難民映画祭作品紹介ページ 

公式HP(英語)
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by open_hearts | 2007-07-23 22:32 | 映画
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