難民映画祭 「異国の肌」
性的指向を理由に迫害されたり、差別を受けたりしている人たちは、イランに限らず様々な国、地域、文化に居ます。ここ日本にも、貴方の隣にも。

「異国の肌」上映後のQ&Aセッションで、映画祭のディレクターが「難民も、セクシャルマイノリティに属する人も、様々な辛いことを経験する。その(不合理な)辛さが少しでも軽くなるように願ってやまない」と言うような事をおっしゃっていました。
そこには、ただでさえ辛い立場に居る人間を、人々の無理解や差別がより辛い状況に陥れているというニュアンスがあったように思います。

映画を見ながら、有色人種(もっと正確に言うと、イギリス人以外か)に対する差別や偏見を持つ人間に囲まれ、最低賃金で働いていたときのことを思い出していました。精神的に疲弊していく中、自分を保つために「馬鹿な人たち…」と見下していた私も、また学歴差別などにとらわれている嫌な人間なわけですが…。
他人は自分の映し鏡。

日本に、イランから庇護を求めてやってきたイラン人のゲイの男性が居ました。UNHCRから難民の認定を受けた彼を、日本政府は難民認定せず、強制送還を言い渡しました。今は第三国(スウェーデンだそうです)に出国されたそうです。
難民鎖国と言われる日本。同じくUNHCRがマンデート難民を認定したクルド人の親子を強制送還した例もあるそうです。自分たちが住んでいる日本と言う国が、保護を求める難民にどういう対応をしているのか、知っていきたいと思います。


イラン人シェイダさんについてのHP

http://www.sukotan.com/shayda/shayda_top.html


原題: Unveiled
監督: アンジェリーナ・マッカロネ
ドイツ/オーストリア(2005)

難民映画祭 http://www.refugeefilm.org/film/2007/2007/219.html
公式HP(ドイツ語)
http://www.ventura-film.de/fh/inhalt.htm
[PR]
by open_hearts | 2007-07-25 21:31 | 映画
<< 神楽坂 茶寮&阿波踊り 難民映画祭 「立ち上がれウガン... >>